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南野知恵子法務大臣の発言です。温厚そうで助産師出身の南野氏はいきなり2004年秋の内閣改造で法務大臣に抜擢され、当時は発言の意外性に周囲は動揺もしました。夫婦別姓については紋切り型の発言しか見られず、やや残念です。 ■ 「政府として提出することにつきましては、なお各方面の御理解を得ることが難しい現状にあると言わざるを得ない、そういう認識を私は持っておりまして、したがいまして、現在のところ、閣法として提出するに至っていないということであろうかと思います。」(2005年3月30日 衆議院 法務委員会にて) 「各方面」とは自民党です。まるで幅広く理解を得られていないような言い方ですが、ごく一部の、ただし政治を牛耳っているる政党(の支持者?)からのみ理解を得られないことが法案の審議ができない理由だと述べています。 ■
「平成八年の法制審議会の答申の内容を踏まえつつ、少しでも多くの方の御理解が得られるように努力していくというところで続けてきたところでありますが、この問題は、婚姻制度や家族のあり方と関連する重要な問題であります。国民各層や関係各方面でさまざまな議論があると承知いたしております。 民主党小宮山議員の質問をうけての答弁です。「与野党間で協議」といいながら、現実は自民党内で決着がつかないため法案が国会に提出されず、野党が提出した法案がまるで審議されることがありません。なのに野党の小宮山氏に「ご協議いただければ」とは言う相手が違うような気もするのですが。 ■
「選択的夫婦別氏制度の導入の問題について、法務省といたしましては、平成八年の法制審議会の答申の内容を踏まえつつ、少しでも多くの方々の御理解を得られるよう努力を続けてきたところでございますが、しかし、この問題は、婚姻制度や家族の在り方と関連する重要な問題でもございまして、国民各層や関係各方面で様々な議論があると承知いたしております。 第161回国会、参議院本会議で民主党の千葉景子氏の代表質問「この間、民主党はこの民法改正案を三野党共同で提出し続けておりますが、十分な法案審議もされずに現在に至っております。是非とも国会での実質的な審議がなされ、早期に改正へ向け大きく踏み出すことを期待しますが、総理及び法務大臣のお考えを伺います」に対する回答です。 ■ 2004年11月4日 参議院法務委員会にて ○国務大臣(南野知惠子君) 宿題をいただきましたが、その前で今思っていることについて御報告いたしますと、選択制、選択的夫婦別氏、この制度の導入につきましては、婚姻制度や家族の在り方、そういうのにかかわる重要な問題でありますので、各方面、それぞれの方が、そういうことについて大方の国民の理解が得られるというところにもやはりポイントをまたなきゃいけないんじゃないかなと、そういう制度、そういう状況になったときにこの制度の問題について検討する必要があるんじゃないかな、そのように思っております。宿題、重く受け止め、寝ずにまた頑張ろうと思っております。 それから、その次の三問目、三問目といいますか、今の離婚の親権者のことについてでございますが、夫婦が離婚をした後の子供の親権をどうするかというところの課題でありますが、子供の福祉又は子供の健全な成長と、そういうところの観点を見ながら、これもまた大変重要な問題点でございます。この問題につきましても、先生御指摘の優しい感じが取れるように、法律の中にもそれが表れるようにしっかりと勉強しながら考えてみたいと思っております。 ○千葉景子君 是非、またその成果はいろいろな機会に議論をさせていただきたいというふうに思いますが、今選択的夫婦別姓につきましては、大臣の御答弁はもう、これはもう十年くらい前に言っていただくような御発言じゃないだろうかというふうに思います。もう今そんな段階じゃありませんから、これはもう勉強をそんなにしなくても、あとはやりましょう、これでもう本当に進めることができる課題ですので、そこはよくよく踏まえておいていただきたい。 |
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