2色のガーベラ 夫婦別姓資料館

AERA 2003年11月10日号表紙 朝日新聞社 AERA「女性の投票マニュアル 味方は誰?」( 2003年11月10日号)では2003年衆議院選挙立候補者に対して女性政策についてアンケートがありました。夫婦別姓の賛否だけに絞り、選挙結果を掲載します。

大阪


 まず自民から見ると、なんとも微妙なことに通称使用派が4人全員当選していることです。唯一の反対表明した1人と、無回答で落選した2人は確か反対派でした(有権者の良識だと思いたいです)。
 大阪では民主は見事なほどに賛成と回答していて安心できます。無回答で当選したものの、西村真悟氏は反対派。要注意です。

自民 賛成 当選 中馬弘毅(1)
落選 井上一成(7)、松浪健太(10)
通称使用 当選 佐藤章(2)、中山泰秀(4)、西田猛(9)、北川知克(12)、竹本直一(15)
落選
反対 当選
落選 大塚高司(8)
無回答 当選 西野あきら(13)、谷畑孝(14)、中山太郎(18)、柳本卓治(比)
落選 岡下信子(17)、林省之介(比)
民主 賛成 当選 辻恵(3)、吉田治(4)、稲見哲男(5)、藤村修(7)、中野寛成(8)、大谷信盛(9)、肥田美代子(10)、樽井良和(16)、中川治(18)、長安豊(19)
落選 熊田篤輔(1)、岩波薫(2)、村上史好(6)、岡本準一郎(13)、梅川喜久雄(15)
通称使用 当選 平野博文(11)
落選 長尾敬(14)
反対 当選
落選
無回答 当選 樽床伸二(12)、西村真悟(17)
落選
注意:カッコ内は選挙区。数字が記載してあっても比例復活の場合もあります。

愛知


 愛知は民主の牙城です。当選はほとんどが民主。しかもきれいに賛成です。唯一自民党から当選したのも賛成派です。愛知は夫婦別姓推進の市民パワーが強いらしく、中日新聞でもよく夫婦別姓の報道が熱心に行われています。愛知らしさが予想通りの結果を出したと見受けられます。それから自民で賛成を表明した木村氏は落選してしまいましたが、「実現させる会」で明らかな推進派です。木村氏はその後、繰り上げ当選して現職になりました(よかった、よかった)。

自民 賛成 当選 近藤浩(4)
落選 木村隆秀(5)
通称使用 当選
落選 谷田武彦(1)、斎藤幸男(2)
反対 当選
落選
無回答 当選
落選 吉田幸弘(3)
民主 賛成 当選 河村たかし(1)、古川元久(2)、近藤昭一(3)、赤松広隆(5)
落選
通称使用 当選
落選
反対 当選
落選
無回答 当選 牧義夫(4)
落選
注意:カッコ内は選挙区。数字が記載してあっても比例復活の場合もあります。

福岡


 福岡は残念なことに3区までしか公表されていませんが、結果は民主の圧勝です。とはいっても、女性問題で週刊誌で話題になった山タク氏、レイプ発言の太田誠一氏、いくら強力な支持層がいても困難であったと見受けられます。山崎氏は夫婦別姓には寛容でしたが、残念です。太田氏は反対派の急先鋒、自己の言動に身を滅ぼされました。

自民 賛成 当選
落選
通称使用 当選
落選 富永泰輔(1)
反対 当選
落選
無回答 当選
落選 山崎拓(2)、太田誠一(3)
民主 賛成 当選 松本龍(1)、古賀潤一郎(2)、藤田一枝(3)
落選
通称使用 当選
落選
反対 当選
落選
無回答 当選
落選
注意:カッコ内は選挙区。数字が記載してあっても比例復活の場合もあります。

 現状の世間の関心度からすれば夫婦別姓の賛否が選挙の勝敗を左右する要因にはなり得ません。ですが、明らかに反対する議員には有権者の厳しい判断が下された選挙区もいくつか見受けられました。自民党でも夫婦別姓に反対すれば選挙に有利になるとは限らないことは明らかです。個人的な感想ですが、無知や無関心に加え、あえて夫婦別姓の現状改善に否定的な判断を下す背景には、政治家としての素養をうかがえる部分も見受けられるような気がします。もちろん一概には言いきれませんが。

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青い花